単身高齢者の入居

「高齢者を紹介するのは難しい」。
京都市右京区の女性(71)は、市内の
不動産店が告げた一言にがくぜんとしたそうです。

約40年連れ添った夫は2年前に亡くなった。
持ち家で息子夫婦と暮らしていたが
今年1月、家を出ることを決めた。

「すぐに新居は決まるだろう」。
そう考えていたが現実は違った。

片足に持病があり、エレベーター付き
物件をインターネットで探し、不動産店に
連絡を取った。
「そこは大家さんが受け入れてくれない」
「1人暮らしは何かあったら困る」-。
見つけた二十数戸は高齢を理由に全て拒否された。

家賃の安い公営住宅への入居も考えた。
しかし、住み慣れた地域にはなく、諦めた。
物件を探して約1カ月半。
ようやく知人の不動産店が紹介した
1DKのアパートに入居できた。

収入は国民年金と夫の遺族年金から
介護保険料が天引きされて月約14万円。
6万5千円の家賃は重くのしかかる。
生活費を支払うと残りはほぼゼロ。
食費は1日千円以内に抑えている。
「切り詰めても、家賃だけはどうにもならない」

でもですね。
なぜ、息子夫婦の家から出るのでしょうか。
高齢者では、なかなか入居は厳しいでしょうね。
老人ホームに行けばよいと思いますが。