部品不足

「今年の売上げは、昨年の売上げの半分。
経営陣の給与を半減、夏のボーナスも
大幅にダウンさせ、保険などの解約や
経費の大幅削減などでなんとかわずかな
黒字決算。部品や機械の納期が軒並み
遅れたり、見込みが立たずで、現場は
混乱しています。」

関西地方の中小企業経営者は、苦しい状況を
説明してくれた。

半導体不足による自動車や電気製品の
不足は話題になった。
しかし、スイッチやリレー、各種素材の
価格高騰、納期の延期や未定は、
製造業全体に広がり、大きな問題となりつつある。

関東地方の中小企業経営者は、「最近は、
大手電機メーカーも自社の海外工場ではなく、
商社を通じて現地企業から自社ブランドで
調達するOEM生産の部品や資材が多くなっている。
中国などからの調達の見込みを営業担当に
尋ねても、曖昧な返事しか帰ってこなかったり、
自分たちも見込みが立たないと正直に言ってくる状況だ」と言う。
重要部品は自社工場で製造を続けるが、それ以外の
汎用品や低価格品は、外注に出し、できる限り自社での
在庫も削減するという効率重視の手法が、
今回は裏目に出たとも指摘する。

中国の経済が良くなっているという
ニュースがありますが、あまり信じない方がよいです。
洪水、電気、コロナの問題があります。
アジアもよくないですからね。

サプライチェーンが切れています。