花王とカネボウ

花王は15年前に「カネボウ化粧品」を
買収していますが、統合が進んで
いなかったそうです。

買収後、今まで、別々としていた
化粧品のブランド事業部をようやく、
今年1月に統合したそうです。

花王は、2020年12月期の、営業利益が
前期比17%減の1755億円となりました。

洗剤やハンドソープなどの事業は
増益でしたが、前期比減となった要因が
化粧品事業です。

化粧品事業は2019年の営業利益414億円から
2020年は94%減の26億円にまで落ち込んで
います。

営業利益の割合も13.7%から1.1%へと
他の事業に比べて存在感が薄れてしまって
います。

もともと、インバウンド需要が旺盛な時期から、
化粧品業界では「花王の一人負け」と
言われており、競合他社の資生堂やコーセーとは
ずいぶんと差を開けられていました。

2つのブランドが別々動いていたことで、
美容部員が2倍必要であったり、縦割りで
無駄な根回しといった、非効率な事業運営が
競争力を弱めていたそうです。

コロナの影響が大きいですね。
選択と集中ですね。
これからですね。