工作機械の受注額

「1000億円」が好不況の目安とされている。

景気の先行指標とされる工作機械の

月間受注額のことだそうです。

それがこの8月、一気に900億円台さえ

割り込み、前年同月比37・1%減の888億

4700万円にまで急落した。

900億円割れは2013年4月以来、

実に6年4カ月ぶり。

米中摩擦をはじめとした不安定な

国際情勢が企業心理に影を落とし、

設備投資にブレーキをかけている格好だ。

日本工作機械工業会(日工会、会長=飯村幸生東芝機械会長)の

受注統計によると、月間受注額の1000億円割れは

32カ月ぶりとなった6月に続き今年に入って2回目だ。

ただ、6月の受注額自体は989億2800万円で、

1000億円割れといってもごくわずか。

7月にはすぐに1000億円台を回復していただけに、

今回の900億円割れには「黄色をすっ飛ばして

いきなり赤信号がともった感じ」(DMG森精機関係者)

として業界内にもショックが広がる。

直近のピークだった18年3月の1828億

6000万円と比べると、半分未満の水準にまで

落ち込んでしまったことになるそうです。

それだけ、中国の景気が落ちていることです。

設備投資が減少しています。

でも、これは、日本の対策ではどうにもなりません。

こういう時期は必ずあります。