神戸ビーフ

新型コロナウイルスの影響で訪日外国人客が

激減し、急落していた神戸ビーフの価格が、

コロナ流行前の水準に戻ったそうです。

国の支援策が功を奏したようだが、

町の精肉店からは「逆風だ」との声も聞こえる。

「お客さんが手を伸ばしやすい値段で

おいしい和牛を提供できていたが、昨秋から

仕入れ値が上がり扱いづらくなった」

神戸市内で精肉店を営む男性はそう嘆いているそうです。

新型コロナの影響で、和牛相場は昨年1月ごろから下落。

同店では、すき焼き用の和牛「肩ロース薄切りスライス」を、

100グラム980円から880円に値下げした。

すると、知人に贈るためにまとめ買いする客や、

リピーター客が来るようになったという。

ところが昨年9月下旬、仕入れていた和牛の

枝肉が急に値上がりしたそうです。

やむをえず店でも以前の値段に戻した。

年末はすき焼きやしゃぶしゃぶ用の

牛肉が売れるかき入れ時。

「年末商戦まで好調に行けばと思っていたが、

コロナ前より高くなった印象だ」

国は消費低迷にあえぐ和牛業界を支援するため、

小中学校の給食で和牛肉などを提供した場合、

100グラムにつき最大1千円の補助を始めたそうです。

子ども1人あたり計300グラムまでで、

兵庫県内では昨年9月~今年3月、神戸ビーフ

年間流通量の約5%にあたる約84トンの

神戸ビーフを給食で使う計画だそうです。

どれが良いのでしょうかね。

生産者にとってはよいですね。

でも消費者にとっては、困りますね。

難しいですね。