ヤマト運輸
宅急便の大幅値上げで利益が増えているはずの
宅配大手ヤマトホールディングスが
赤字決算となっているそうです。
20%以上の値上げを実施したにも
かかわらず、なぜ同社は赤字に
なっているそうです。
ヤマトホールディングスが7月31日に
発表した2019年4~6月期決算に
市場関係者は驚きの声を上げました。
大幅な値上げで収益が改善していることが
予想されていたにもかかわらず、61億円の
営業赤字となっていたからだそうです。
同社はネット通販など大口顧客からの
配送依頼をさばき切れず、現場が疲弊するなどの
混乱が発生。
大量の配送要員を確保する必要に迫られました。
働き方改革を支持する世論の後押しもあり、
同社は個人向けの配送料金の値上げに踏み切り、
法人向けの料金についても段階的に
値上げを進めてきました。
その結果、宅配料金は全体として2割ほど上昇し、
同社の収益は大きく改善するはずでした。
コストをカバーできなかったそうです。
ネット業者は自前の配達網を
作ろうとしています。
ヤマト運輸も大変になるかもしれません。