MRJ
三菱重工業グループの国産初の小型ジェット
旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)です。
商用運航に必要な型式証明(TC)を取得するための
最終的な飛行試験が、米国で現地時間3日から
始まったそうです。
TCは耐空性など安全性の要件を満たして
いることを国が証明。
取得には順調でも1年程度かかる見通しで、
目標とする2020年半ばの初納入へ
正念場を迎えるそうです。
当初13年を目指したANAホールディングスへの
初号機納入は、設計の見直しなどで5回延期。
納入への最大の関門となる最終飛行試験も
1月下旬の実施を目指したが、天候不順や試験に
向けた日米当局などとの調整に時間がかかり、
1カ月以上遅れたそうです。
三菱重工は4月1日付で、在任期間が6年間に
及んだ宮永俊一社長が会長となり、
泉沢清次常務が社長に昇格する。
宮永氏は2月の社長交代会見で、MRJに関し
「(残された)懸案事項」と指摘。
トップ交代前に最終飛行試験の開始に
こぎ着けたものの、依然として綱渡りの
状況に変わりはないそうです。
成功してほしいですね。
なかなか前に進みません。
厳しい状況なのですね。