中国の減速
中国の減速が鮮明になってきたようです。
世界経済を引っ張ってきた中国の
高度経済成長の持続に「黄信号」が
ともってきたようです。
温家宝首相は1月初めの地方視察で、
経済の「下振れ圧力」を率直に認めています。
欧州債務危機で世界経済の先行き不安が
広がるなか、「成長エンジン」が失速すれば、
回復シナリオは描けません。
“中国頼み”の世界経済は、牽引(けんいん)役を
失うという「新たな危機」に直面しています。
「欧州債務危機は膨らみ続け、拡散している」。
17日に記者会見した中国国家統計局の
馬建堂局長は、成長鈍化の理由として真っ先に
欧州危機を挙げたそうです。
でも、2015年からは、生産人口が減少します。
日本より早く高齢化に突入します。
人件費も上がっています。
日本のメーカーは、中国から他の国へシフト
しています。
中国は、早く輸出から国内消費へ移行する
必要があります。
でも、難しいでしょうね。
あまりにも格差が激しいですから。
正念場ですね。