米中貿易戦争
米中の貿易戦争が広がっていることは、
無力さを際立たせているそうです。
トランプ米政権は、WTOの中国に
対する対応が甘いため、有効な通商ルールを
確立できなかったと不満を募らせており、
WTO離脱も辞さない姿勢だそうです。
WTO改革への機運はあるものの、
具体化への動きは鈍いそうです。
「米中の対立が終わるとは思えない。
両国には多くの『弾薬』があり、対立は
関税から貿易全体へと拡大していく可能性がある」。
ブラジル南東部リオデジャネイロで
開かれたイベントで、無力感をにじませたそうです。
WTOの「機能不全」は今に始まったことではない。
2001年に加入した中国が市場を
ゆがめる行為を繰り返してきたのに、
対応は不十分だったそうです。
例えば中国が進出企業に求めている
「技術移転の強要」だ。
中国は自国市場への参入を認める代わりに、
技術を教えるよう求めるケースが多い。
WTOは移転強要を禁じているが、中国政府は規定を
明文化せず、あくまで企業側の「自主的な協力」
として行わせるため、規制できていないそうです。
WTOは役に立っていませんね。
今回も何もできていません。