参議院選挙の憲法改正
与野党は選挙戦で、岸田文雄首相が
意欲を見せる憲法改正を巡っても、
論戦を交わす。
自民党は憲法9条への自衛隊明記や
緊急事態条項の創設を含む4項目の
条文イメージを掲げる。
改憲に前向きな自民、公明、日本維新の会、
国民民主の「改憲4党」が憲法改正の発議に
必要な3分の2の議席(166議席)を得られるかが
焦点で、4党が3分の2以上の議席を獲得するには
計83議席を得る必要がある。
首相は4項目に関し「極めて現代的な課題だ」と強調。
自民の茂木敏充幹事長も20日、
報道各社のインタビューで、憲法改正に関し
「参院選後できるだけ早いタイミングで
改正原案の国会提出と発議を目指したい」と述べた。
改憲4党は緊急事態条項のうち国会議員の
任期を延長する改憲について、必要性が
あるとの認識で一致している。