中和抗体
「数名のドナー血液があれば、新型コロナウイルスの
中和抗体を、だいたい10日くらいで
作製することが可能になりました」
(広島大学大学院 保田朋波流教授)
先日発表された、驚きの研究結果だそうです。
広島大学などの研究チームが、日本初と
なる、新型コロナの“変異株”を無力化する
「中和抗体」を、人工的に、しかも非常に
短期間で作製することに成功したそうです。
研究チームのトップは、広島大学大学院、
保田朋波流(やすだともはる)教授。
免疫学の専門家として、普段はアレルギーの
原因になる物質や病原体などの異物に対して、
抗体が作られる仕組みを明らかにする
研究を行っています。
その経験を活かし、新型コロナ感染者から
血液をとるなどして中和抗体を人工的に
作ることが出来ると考え、去年4月に
今回の研究を始めました。
「中和抗体」とは、ウイルスに感染した人が
回復した後に体内で作られる、同じウイルスの
働きを抑えるたんぱく質のこと。
体内に中和抗体があれば、ウイルスを
無力化し、細胞への感染を防ぐことが
できるそうです。
すごいですね。
これで、ワクチンや治療薬ができるとよいですね。
画期的です。