ファーウェイ

中国の通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)は
3月31日、広東省深圳市の本社で2020年の決算を
発表したそうです。

それによれば、売上高は前年比3.8%増の
8914億元(約14兆9488億円)、純利益は同3.2%増の
646億元(約1兆833億円)と増収増益を確保した。

アメリカ政府は2019年5月、国家安全保障や
外交政策上の懸念がある企業を列挙した
「エンティティー・リスト」にファーウェイを追加。

1年後にはさらに制裁を強化し、半導体メーカーが
アメリカ由来の技術が使われたチップを
ファーウェイに販売する場合、アメリカ政府の
輸出許可の取得を義務づけていたからだ。

その結果、制裁が発効した2020年9月15日以降、
ファーウェイは半導体の調達が困難になり、
スマートフォンに代表されるコンシューマー
向け製品事業が大打撃を被った。
調査会社のIDCのデータによれば、同社の2020年の
スマホ出荷台数は1億8900万台と前年比21.5%も
減少したそうです。

にもかかわらず、ファーウェイの主要3部門は
そろって増収を堅持したそうです。

でもですね。
制裁は9月です。
当然、それを見越して在庫を積み増してますよ。
そして、台湾経由で半導体が輸出されたことも
あります。

つまり、まだわかりません。
これからです。
今年や来年の決算をみればわかりますよ。
こういうときは裏をみないといけません。
これからの注目です。