OPECプラス

主要産油国は世界の原油生産を1割近く

削減し、サウジアラビアとロシアの

壊滅的な価格戦争に終止符を打つ

歴史的な合意を成立させたそうです。

各国の石油担当相らによる1週間にわたる

2カ国間協議、および4日間に及ぶビデオ会議の末、

新型コロナウイルスパンデミック

(世界的大流行)による需要への

影響に対応する最終合意がまとまった。

メキシコの抵抗により、協議は決裂寸前となる

場面もあったが、トランプ米大統領

個人的仲介も含めた緊急の外交努力が

週末も続けられたことで復活した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国と

非加盟の主要産油国で構成する

「OPECプラス」は日量970万バレル削減する。

当初の1000万バレル削減計画をわずかに

下回る水準。

米国とブラジル、カナダは生産減少を

踏まえて名目上370万バレルの減産に

寄与する。

他の20カ国・地域(G20)加盟国の

減産寄与は130万バレルだが、実際の自発的減産

というよりも低価格が生産に及ぼした

影響を反映したもので、実施には数カ月

もしくは1年余りかかることになりそうだ。

これで、原油価格が上がるでしょうか。

消費者としては、下落してほしいですが。

世界としては、そうはいきませんね。